質疑応答 2009年12月定例市議会


一般質問


○地域行政について(市長)

(1)市川北高空地利用について
[質疑]



平成23年をもって市川西校と統合する市川北校について。県の見解及び、市として県へどのような要望をしているのか。更に市としての利活用の考えについて伺う。
[応答]  



まずは県の検討状況から。県ではこれまで、平成14年、平成16年、平成18年と3期に渡り再編計画を策定している。市川北校はこの第3期に含まれる。第1期、2期プログラムにおいて廃校になった高校の跡地利用については旧流山東高等学校が特別支援学校高等部分校として開校することになっている以外は具体的には定まっていない状況である。北校を含む第3期のプログラムの廃校となる4校について昨年9月の県議会における県教育長答弁によると、財産の有効活用を検討しており、特別支援学校の過密化解消に向けて分校、分教室などの活用を含め、総合的に検討しているとのことであった。

本市からは県教育庁に対して同校の跡地利用の検討を幾度か質問しているが答弁以上のものはいただけていない。本市としては校庭部分については北東部地域のスポーツ施設の充足となる活用、また校舎については教育施設、保育クラブ、一時保育等時代のニーズに応じた活用を検討したいと考えている。いずれにしても県において検討中であることから、今後も県の検討状況を、見ながら対応していく。

(2)市内北部のまちづくりにおける現状と課題及び今後の整備計画について
[質疑] 本市の2004年に策定した都市計画マスタープランによると、市川北校裏から市川霊園を含む大町レクリエーションゾーンは「市民にとってみんなで楽しめる魅力ある地域にしていく」とあるが、機能整備の充実、利便性の向上についてと取り組みを伺う。
更にこの地域は北校跡地利活用と共に、北東部地域のスポーツの拠点として市民プール周辺整備の構想案があるが、マスタープランを踏まえて整備のお考えを伺う。加えて、この地域の特徴は市街化の抑制を図る地域、また農業生産の場、緑の空間を保全する地域とされており、次世代につなげていくべく対応が必要である。市の見解を答弁願う。
[答弁]  本市の北東部地域は都市計画法の区域区分で「市街地を抑制する地域」に定められており、「農業振興地域」に指定されている。
また緑豊かでゆとりある空間を有した地域でもある。現状の課題として北東部地域における豊かな自然やゆとりある空間をいかにして維持、保全していくか、次世代に引き継いでいくことかと考えている。
このようなことからもむやみに市街化を推進するものでないと考えている。これからも北東部地域及び、その周辺は大町公園、動植物園、その周辺に点在する体験農園、市民農園、北校周辺花畑、少し離れて、市民プールや大柏川第一調整池周辺等を含む地域一体をゆとりある貴重な空間と捉え維持保全していく。今後とも引き続き、農政、緑政等関係部署と充分な調整を取りつつ、街づくりを行っていく。

 

(3)市内北部の道路整備の現状と課題及び都市計画道路3・4・18号の進捗等に伴う今後のまちづくりに適した整備計画について
[質疑]  市内北部の道路整備について都市計画道路3.4.18号の進捗に伴い周囲の道路整備も同時に行うべきだが、交通状態の変化についての市の見解を伺う。また市川霊園から市川北校裏のレクリエーションゾーンについても時期的に渋滞発生がある中で、3.4.18整備後は生活している方のための道路整備が必要と考えるが、見解を伺う。

[応答]  現在市内では外環道路に関連する道路の整備が優先とされているため、3.4.18号は市の重点道路としているものの、その他の都市計画道路については外環道路の関連道路の整備状況を見据えながら取り組んでいく。周囲の道路整備について、渋滞の緩和には短期的にはまず、信号機の調整がどのように行われているかの確認が必要。中長期的には外環道路、都市計画道路3.4.18号、都市計画道路3.3.9道路、北千葉道路の整備と進むと交通量が分散されると考えている。
また市川霊園から市川北校裏のレクリエーションゾーンについての整備は、ご指摘の道路の現況は総武霊園側の路側帯には側溝が整備されてるが蓋掛けがなく電柱や街路樹が占領している状態。市としてはまず、霊園前から総武霊園区間については墓参りや歩行者の利用状況を見据え、大町レクリエーションゾーン周辺道路整備の進捗に考慮しつつ、検討していく。
 


○放課後保育クラブについて(市長)

・ 放課後保育クラブにおける対象年齢拡大及び保育時間延長について
[質疑]
平成21年6月定例会で放課後保育クラブ入所対象学年の課題は多いが、時間延長については、21年度中に考えをまとめるとの答弁があった。時間延長の進捗状況と共に、延長により、保護者の負担が増えないようにすべきと考えるが、市の見解をうかがう。
 
[応答] 時間延長についての保護者の要望が高いことは認識をしている。保護者アンケートの結果や近隣市を参考に午後7時までの30分の延長が妥当と考え、条件が整えば、なるべく早く、遅くとも23年度から実施したい。また保護者の経費負担の有無については、工夫をして、負担が増えない方向で検討している。


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