●平成16年3月に策定した「市川市みどりの基本計画」の中から伺う。
[質疑要旨] |
(1)
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緑地の確保目標水準については、基準年次平成15年では1685ヘクタール、緑地割合29.9%に対し、中間年次の平成27年では確保目標1781ヘクタール、緑地割合31.6%となっているが、現段階では目標達成にむけてどのくらい確保できているのか?さらに目標達成に向けての具体策を答弁願う。
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[答弁要旨] |
(1)
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緑地の確保目標水準については質問者の指摘の通りである。現在の状況については、調査方法が専門的な手法を要する事から予算措置ができず、把握できていない。来年度に向けてがんばる。 |
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[質疑要旨] |
(1) |
公園緑地の効率的・効果的な整備について。「市川市みどりの基本計画」によると基準年次(平成15年)の市民一人当たりの公園面積は2.70平方メートルに対し、平成20年4月では2.99平方メートルで0.29しか増えていない現状認識について伺う。また目標年次まで残り6年間での効果的・効率的な整備方法について答弁願う。
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[答弁要旨]
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(2) |
現在の現状認識について、平成20年4月1日現在、市内全域では都市公園365ヶ所、140.62haとなっている。目標水準については中間年次にあたる27年までの残りの6年間であと41.58haの都市公園が整備されないと目標に届かないことになる。整備中、あるいは計画中を顧慮しても足りない分についても今後用地確保に努め、街区公園など整備しながら目標水準に近づけるようがんばる。
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[質疑要旨]
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(3) |
本市のみどりの保全・育成という観点から。本市の巨木、クロマツに対する保存樹木協定制度についての目的、さらに締結をしている現在の件数と過去からの推移について答弁願う。
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[答弁要旨] |
(3) |
保存樹木協定制度は平成14年に創設した制度である。目的は、市街地に残された貴重な巨木やクロマツを保全するために有効な手段と考えた。内容は個人所有地の住宅や寺社などの土地の樹木の対応策として基準を満たしたものに平成21年2月末現在、巨木33本、クロマツ110本、合計143本。
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[市長答弁] |
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協定そのものが育成ではないかなというふうに私は思います。
緑の部分のお話ですので、私から全体を答弁させていただきますと、市川の南口のあのビルの46階にこの前視察で上がる機会がありまして、市川市全体を回って見てみますと東京都と比べてまだまだ緑があるなと、そういう感じはいたしました。
そういう流れの中で、先ほどから出てくる公園という位置づけというのが、名前がついていないと公園というふうにはならないものですけれども、緑地として考えるならば、先ほどの分類ではありますけれども、山林も緑地に入る。
例えば、行徳近郊緑地という緑地になっていて、あれは公園の部分に入っていないものですから。
あれは38haあるんですね。ですから、公園だけの比較でいくと、緑というものを比較できないのではないかなというふうに思っております。
これをどういう風に行政として全体で保存していくか、そしてまた、今ご質問のあるように育成をしていくかということが非常に大切なところであろうかと思います。 そこで、今、私たち行政がすべてそれをやろうということは絶対に無理でして、市民をどのように巻き込みながら緑を保つかという事で、花と緑の大学であるだとか、先ほどの山林ボランティアだとか、公園ボランティアでいろいろやっていただけるとか、あるいは生け垣条例-条例はつくってないんですけれども、ブロック塀を壊すときは1メートル5000円出して、1メートル1万5000円の補助を出して生け垣にしてもらう。
あれは震災のときのブロック塀の崩壊を含め、それと同時に緑を増やそうという発想の中で生け垣というものを行わせていただきました。
公園という風に考えていくと、これから高齢化社会になっていった時に、高齢者が憩えるような公園のつくり方であるとか、あるいは少子化の中で子ども達が憩えるような公園であるとか、その目的目的、地域によって、ある程度違った公園づくりというものも必要なのではないかなというふうに私は思います。
ですから、そういう意味でいろんな角度から公園というものを見ていく、あるいは緑の保全というものを考えていく施策を打っていかなきゃいけないのではないかな。
今、市川市は、あそこで見てますと、確かに地域格差という言葉が出ましたけれども、私は格差じゃなくて地域の特徴だろうと。あの上から見てみると、やはり市川市は7路線16駅ですから、駅の周りはどうしても緑がなくなってきている。そういう流れの中で、緑のあるところは保全しながら育成していく場合に、今、市川市は大変厳しい財政の中ですけれども、緑のところが、相続で出た場合には必ず買おうという方向で、ここのところ数年、相当買わせていただいていることも事実なので、そのような努力の中でいろいろな緑の拡充と保全を図っていきたい。
それは市民とともに協働でやっていきたいというような姿勢の中で頑張っていくつもりですので、育成という答弁になったかどうかわかりませんけれども、そういうことで、ご理解いただきたいというふうに思います。 |