◯本市における子供が安心して遊べる空間の形成について(市長) |
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[質問要旨] |
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本市における子供が安心して遊べる空間の形成について、6月議会では外環道路の残地・ふたかけ上部等を利用して公園を整備していきたいが、それ以外では新規整備は財政上難しいとの事であった。今回は本市の持つ空家条例の対策の一環として長期間放置
されている老朽危険空家が放置されている土地について解体後の土地活用を働きかけることは出来ないか伺う。そこでまず、現在の空家の状況と具体的にそれを活用し寄付や貸付を受けるなどしてスペースを確保できないか。またそれを行うためには土地所有者にもメリットがなければこれは進んでいかないと思う。そこで土地提供者への固定資産税等減免措置などを設け実現させていくのはどうかと考えるがいかがか。
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[答弁要旨] |
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平成25年8月現在、不完全な状態の空家は398件。地区別では北部275件、中部100件、南部23件である。特に不完全な空家が目立つのは東菅野、宮久保、八幡、大野、で条例施行後増加傾向にある。空家を解体後の子どもの遊べる空間への活用について具体的に考えられないかということについて他市の事例を参考にして、除却した後の更地の売却や活用を前提にいくつかの方法を検討している。
(1)「空家再生等推進事業」を活用し、空家と敷地を寄付することを条件に市が空家を除去し、その土地を売却や公共スペースとして活用する方法
(2)市が代行して除去し、費用等「命令代行措置」により徴収して、更地となった土地を無償貸与を条件に公共スペースとして活用する方法
(3)空家を所有者自身が除去し更地となった土地を無償貸与を条件に公共スペースとして活用する方法
などについて検討している。質問にあった空家除去後の土地活用についても検討している。周辺自治会などの市民要望を踏まえて協議していく。
空家所有者のメリットの考え方については、固定資産税の特例措置について更地に戻すと受けられなくなるので、無償貸与を条件に除去後の更地を借り受ける際には固定資産税の減免措置が受けられるように調整していきたい。 |
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危険な空家を更地にして子供達の遊べる空間の種地としていくことについて是非進めてほしい。固定資産税などの減免措置も調整していくとのこと、これも是非進めてほしい。
また、早急に具体化してほしいが、可能となったその際には是非管理の部分まで一般の公園と同様に市の管理として行っていただきたい。そのあたりまで関係部署と調整し、早期実現を強く要望する。 |
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この後、後日市長答弁で、「子どもの遊び場として仮称あおぞら子ども広場を設けていく。3歳未満児については約70%がご家庭で保育されているのが現状。
そこで親同士、子ども同士の交流の場として屋外の安全な遊び場を多数作っていく。また土地の確保については固定資産税の減免などを図りながら民地を貸していただけるように努めていく」と答弁がありました。 |
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◯JR本八幡北口の駅前線(中央通り)の
整備に関する市の認識について(市長) |
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(1)進捗状況と今後の見通し
(2)取得済用地の活用について
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[質問要旨] |
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通称八幡通りの本八幡北口の駅前線について。ここは県道だが、通常でも渋滞が多く発生している上に朝の通勤時間帯や雨天時にはさらに激しく混みあう道路である。ここの道路の事業は県事業だが、市の認識として進捗状況と今後の見通しを伺う。さらに取得済用地の活用について、特に市道0225号と中央通が交差する所から東側は全て買収が済んでいることから先行して右折レーンを作るべきだと思うがどうか。 |
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[答弁要旨] |
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この道路は通行車両が非常に多く、国道14号沿いに近い京成踏み切り付近では慢性的に渋滞が発生する県道である。また、歩行者も自転車も多く、接触事故も発生する状況であり県では平成9年から道路拡張事業に着手している。整備区間は八幡3丁目2番地先から東菅野1丁目4番地先までの約350mを拡張し、交差点付近では右折レーンを設置する計画である。本市は県の委託で地権者との用地交渉事務を行っている。事業進捗状況は用地取得率約60%で、起点から市道0125までの東側は取得済みで歩道整備は完了している。車道部については現状仮設のガードレールを設置し従来の通行帯を走行し、整備の着手には至っていない。
今後の見通しは28年度までが事業期間となっているものの、期間内での完了は非常に難しい状況である。取得後の活用について具体的に市道0225号との交差点に右折レーンを作ることについて。市道0225号は宮久保方面から洋菓子店のある中央通りを右折して京成線を渡り国道14号に至る路線であり、特に渋滞時には本八幡交差点を迂回しようとする車が右折まちをする箇所である。そのため部分的な右折レーンを設置することは円滑な交通に効果が高いと考える。県としては県警との協議や交付金の活用についての国への確認などが必要になるとの事であった。市としてはせっかく買収が進んでいるのに活用されていないのも事実であるので改めて県に要望していく。 |
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市として改めて県に要望するということなのでしっかりと要望してきてほしい。買収が完了しているのだから暫定的な整備でなく恒久的な整備をして先に使っていくべきである。是非そういう観点から右折レーンの設置について県に対し、地元自治体として要望してきてほしい。
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◯本市における不登校児童・生徒の現状と対策について(教育長) |
[質問要旨] |
本市における不登校児童生徒の現状と対策について伺う。不登校になる要因は1つとは限らず、様々な要因が絡み合っていることが多く、それを様々な人の協力を得ながらすこしずつ紐を解く作業をしていかなければならない。またそれ以前に不登校の種となるものを早期に気づき、未然に防止してくことが非常に大切と考える。これまで様々な方から話を聞いたり、また総務省の統計を見ると小学校、中学校、高校の時点で1年生に入学する時期、つまり大きく環境が変化するときに不登校児童の数が増えている。このことを踏まえ小1プロブレムや中1ギャップとの名称がつくようにこの時期の対応が重要と考える。
本市としても強化していくべきと考えるがどうか。また、2008年6月議会においてスクールカウンセラーを小学校にも拡大を要望し、できるところからやっていくとの答弁を得ているがその後どのように拡大を図ってきたのか状況はどうか伺う。
さらに、その手段の1つとして本市の小学校に配置されているゆとろぎ指導員のスキルアップを図るべきと考える。不登校の低年齢化が深刻な最近ではその種を早い段階からなくしていくのに有効な手段と考えるがどうか。 |
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[答弁要旨] |
2008年6月質問以降について。2008年6月当時は小中学校での連携は一部のみで実施されていたが、その後各ブロックの中で積極的に実施し、児童保護者との面談、担任、ゆとろぎ指導員への指導支援を行うようになっている。ゆとろぎ指導員の資質向上について。現在「ライフカウンセラー連絡会」を年8回開催し、心理療法士からの専門的な助言を得るなど活動に対する対策を協議している。今後はこれらの情報の共有化を図っていきたい。また、当該連絡会の内容を各ブロック連絡会にもとりあげ、さらにゆとろぎ指導員の資質を向上させていきたいと考える。
小1プロブレム、中1ギャップ等の不登校の対応については本市でも学校や保護者から教育センターに多数相談がある。その取り組みとして幼・小・中様々連携を図り、合同研修会を開催したり、相互授業参観などに取り組んでいる。
また、各ブロック毎に交流会などを行い、学校種が変わっても継続して指導を受けることができるようにし、いわゆる小1プロブレム、中1ギャップの軽減ができるように、今後はこの各ブロックでの効果的な取り組みを他ブロックにも共有するようにして未然防止につなげていきたい。 |
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ゆとろぎ相談員は各小学校に配置されている。この方達を積極的に活かしていくことにより、低年齢からの発見そして対応でき、改善につながると考える。ライフカウンセラーまでのレベルまでとは言わないが、資質向上を図り、そしてそれを継続、継承していく体制も気づいてほしいと要望する。 |