千葉県市川市 市議会議員 |
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市川市議会総務常任委員会の委員として所管事項のうち財政について、類似都市29市の1市である兵庫県西宮市を調査視察をしてきました。 |
視察報告 |
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総務委員 小岩井 清 | ||||||||
●調査項目 及び感想 1.西宮市の財政状況について 2.財政比率と財務比率の評価について 3.財政の問題、改善点について 以上3点について、財政部長 高平秀男氏より、平成13年度、14年度の決算状況、収支状況と平成15年度各会計予算総額2,799億7,847万6,000円のうち、一般会計1,564億9,368万円についての説明を受けた。その後、小岩井 清から内容について質疑を行い、答えていただき、現状の理解を深めることができた。(資料は別添の通り) 4.本市の平成13年度、14年度の決算指数及び平成15年度当初予算指数と西宮市の決算指数と当初指数の対比表を小岩井 清より財政部長に手渡しするとともに、改善点の分析を行い指摘点の意見交換を行った。 説明を聞くだけの従来の視察とは異なり、双方の財政の勉強会となったことは、大変有意義で貴重な経験となった。(決算指数、当初指数対比表は別添の通り) 視察に要した時間も、当初1時間の予定が、大幅な時間オーバーとなったにもかかわらず、親切、丁寧に応対していただいた。 ●双方指摘した財政の問題点(意見交換) ◎西宮市から市川に…… @歳入に占める比率において、地方税、地方交付税(少ない方から)、地方債、自主財源、それぞれの比率が類似団体でトップの好状況の反面、国庫支出金が下位2位で、依存財源比率を上げる努力をすべきでないか。 A歳出に占める人件費の比率が、類似団体の中で1位の高さであり、市川市の状況がよく分からない中で指摘するのは恐縮だが行財政改革の徹底が必要ではないか。(この点については小岩井 清より状況を説明した) ◎市川から西宮市に…… @歳入構造は市川市に似て類似団体の中でも良い状況だが、本市同様国庫支出金の順位は類似団体の中でも下位になっており、震災復興事業は未だ続いていると思うが国庫対象事業を積極的に行うべきではないか。 A経常収支比率において、本市は15年度当初で86.80、類団平均86.51(13年度決算数値)でほぼ平均に位置しても財政が厳しいという例に理事者側はあげている。西宮市は13年度決算ベースで98.50、極端に悪い。この点は積極的な改善点とすべきではないか。 B財政力指数は0.930で、1を切ってはいるが、類団9位、全国83位と、まだ財政の体力は十分にある。しかし、公債費比率は20.76、公債費負担比率は23.66となっており、15で黄信号、20で赤信号とすれば、積極的改善点ではないか。 C1人当たりの住民税は、74,875円で類団トップの高さの高額所得市民によって支えられている。財政改革の基礎の税収は確保されていると思う。 |